2023−12−31 富士川町高下で初日の出


雨上がり。富士宮の牛さんとゆっくりするのもお名残惜しいけれど大晦日のために出発。富士川町高下はゆるキャン△2期で登場した駐車場に前日から人が集まってきます。言葉は悪いが要は場所取りですね。

経路は、COW RESORT IDEBOK から県道71号を北上、そのまま行くと鳴沢に出てしまうのでジャンボリーゴルフ倶楽部の横を入って牧場通り経由でフードパーク朝霧のところをR139に。牧場は霧の中でした。本栖湖は標高が上がった分だけ雲の上で晴れていて、中之倉トンネルを抜けるとまた霧の中。本栖みちは一箇所だけ1車線規制があって志摩リンの村、古関から県道404号照坂トンネル・久那土経由で峡南橋R52。10時開店直後の富士川町オギノで昼食買い出しをして高下に。

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高下への県道420号線は平地から山間に入るとすぐに一本道となって小室地区に。距離は長くないし2車線でよく整備されているけれど秘境感はあります。小室を過ぎるとJR東海中央新幹線工事車両に向けた指示があって、道路整備もこのおかげがあるんだろうと思わせます。仙洞田集落への入口、下高下(しもたかおり)集落への入口を通過して上高下(かみたかおり)に入ります。

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行くとすでに数台のバンがいて三脚での場所取りがあり酒盛りをしています。大晦日は12時入りで正解だったようです。霧や雨が出たり消えたり。甲府盆地も見えません。

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さて一方通行の掲示がありましたが、31日23時から1日9時まで、ダイヤモンド富士の駐車場周辺では道路を全部駐車スペースにして車を詰め込んで、日の出後に一方向で出させます。下手の駐車場からは下高下集落に出させるのですが、上手の駐車場はさらに奥の林道を何キロも上に回って小室に出る道となることがわかりました。十谷に行く林道もあるけれど、いや、やめておきましょう。

映画ゆるキャン△の舞台地が仙洞田にあるので帰りに立ち寄ろうと思っていたのですが、こういう手配だと車ではいけません。ちょっと昼寝をして、富士山が見えるようになってきたので、歩いていってくることにしました。水平距離では1kmちょいだから楽勝。。。ではありません。ダイヤモンド富士の駐車場は標高640m。仙洞田は標高430mなので210mも高低差があります。夙川駅から西宮北高校(標高200m)に登るよりさらにきつい。が、しょうがない。

上高下のダイヤモンド富士駐車場(赤丸)と映画ゆるキャン△のカット回収地(青丸)

そんでもってたどり着いたのがこちら。映画ゆるキャン△では高下にキャンプ場が開場したけれど、道に迷った客を探して走ったところです。映画どおり、田んぼの中に竹竿置き場の小屋がありますが、奥になにやら工事現場があります。中央新幹線南巨摩第四トンネルの坑口で、盛大になにやらコンベア動かすような音が響いています。
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志摩リン「高下はこちらです」

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もう一箇所、志摩リンが客を見つけた道路、左に丘、右に電気柵がある場所なのですが、仙洞田のここがいちおう近いかと思いました。あまり精密にカット回収はできないのですが、どうも中央新幹線工事で大規模に道路がつけかえられたようで、現状まだそれっぽい場所があるだけで御の字と思いました。

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坂を降りるだけで汗だくになったのですが、まさかの雨まで降ってきて、なるべく木の下で雨宿りしながら標高差210mを登ります。息切れすると動けなくなるので呼吸が重要。

キャンピングカーなので車内で棒ラーメンを作って食べて(車外でカップ麺のひともけっこういましたね)、人寝入りして、天気を待ちます。夜半ころから晴れてきて月と雲海で幻想的でした。

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いよいよ夜明け。富士山頂のやや左側に最初の光点が現れて、ほぼ山頂ぴったりの日の出となります。さすがは高下。

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