みなさん衝撃のマケイン8.5巻読んでますね。買ったその夜一気に読みました。

感想もどんどこでてますが再読しながらノート。
■ターゲットは小麦色
・檸檬が主役。温水を強引に奪うモチーフ出現
・倉田部長この挿絵でいいんだよね
・旧校舎などの配置をおさらいしたくなってくる
■八奈見・ラーメン・食べ歩き
・これだけグルメ小説。あまりの臨場感に、グルメ漫画といいたくなってしまうくらい
・新菜早苗の姿が初登場。なにこの歯
・【新聖地】カドワラ、丸源ラーメン(店名不特定)
■友情は煩悩の数よりも
小抜刺されるって何やったんだ。朝倉涼子枠はだれ? そして今後に刃傷沙汰が暗示されてしまった
■その節はお世話になりました
・【新聖地】こども未来館ここにこ。改装工事中だよ
・成長と居るべきでなくなった場所から去ること。小鞠の良識は温水のかりそめの思想と何か共鳴しそうではある
・天愛星の交流申し出をはねのける小鞠。ちゃんと意志があるし、文芸部室を大切に思っているのだろう
■温水佳樹生誕祭20◯◯
・シスコンも病膏肓に入るレベル
・「遺言なら聞いてあげる」、八奈見が言ったんだよね。そこまでの嫉妬を見せていいのか。他にも八奈見さんへの餌やりをコントロールするさま、実に夫婦
・御近所設定をうまく活用していいとこ持ってく焼塩
・八奈見はヒロインからの評価が低いかもしれないが、温水の評価も焼塩家では失墜してないか
■隠しゴトはほどほどに
・朝雲さん、あまりにも朝雲さん。電気工事士資格を持っていないとは書いていないので、持ってるなら合法だね(んなわけない)
・放虎原さんちは電工資格もちって何してるんですかね。伊古部の何でも屋かな
■思い出は綺麗なままで
・リコリコ民サービスストーリー。これひょっとしてアニメ2期に入るのでは
・【新聖地】カモメリア、ライフポートとよはし
・志喜屋の髪色が薄茶色と書かれている。1巻初登場時は白茶色。
■白玉さんちの田中さん
・【新聖地】芦原駅(愛大前から3駅目)
・白玉邸は特定できないが、駅から10分、水田と歩道のない道と信号があるという条件から南高師町東側ではなかろうかと思われる。7巻白玉登場時に待ち合わせ場所に指定した南ジャスが近い。
・それにしても温水の嘘彼氏設定、小抜・甘夏・田中先生たちに広まって、後々祟りそう。肝心な時に白玉を大事にしろと言われて足を引っ張ったりとか
・小抜の刺された時のアドバイス怖い。シリアス展開匂わせすら笑いに変える先生のガッツがすごい
■君への距離は何光年
・姫宮×小鞠、同級と言うだけでは自然には出来ない面識ができた。たとえば仮に小鞠が覚醒抜け駆けするなら活きてくる
・八奈見のあんぱんは珍しいんじゃないかな。以前はおぐらパンが定番だったのに、八奈見さんの心境の変化如何
■芽ばえの季節
・【新聖地】グリーングリーン(数千坪という規模からほぼ確実)
・志喜屋さんの親の会社、他にも色々やっているという設定。現実のグリーングリーンはグループ企業は無さそうで、そこはフィクションと見るべきだろう。もうちょい旧市街のお金持ちを想像していたが違った
・志喜屋さんがよく喋る話題というのは初めて。そういえばアニメのホラー演出でも花壇の液体肥料がありましたね
■過ぎ去りし日々に乾杯を
再読するのもつらい。
そもそも負けヒロインが多すぎる! は元来、袴田草介を主役、八奈見杏菜を負けヒロインとしたラブコメの完結後を描くスピンオフ的プロットに斬新性があったわけだけれど、その存在しなかった本編の世界がついに垣間見えるのだ。本編あらすじはみなさまご存知。本章では破局前に12年続いていた八奈見の幸せが描かれる、本編最終巻ひとつ前の世界。俺妹でいうと千葉公園プールとか回想シーンに相当するところ。締めくくりまで八奈見は続く幸せを疑いもしないが、時習館への自転車の道行の風景は土地勘があるので克明に思い出せるけれど、花の香りと華やかな音楽という本作では不吉なメタファで、何が続いているのかはいうまでもない。
ところで定番ストーリーのスピンオフ的斬新プロットというと、葬送のフリーレンに似ているとも言える。フリーレンは今は亡きヒンメルとの旅を振り返りながら次の偉業をなす話なのだろう。マケインも、ついにその段階に来たわけですな。八奈見の過去を振り返るということは、八奈見がツワブキ祭の前日にいった「次の恋の準備」ができたということかなと思う。
そんな御託を考えるまでもなく、先日のガガガチャンネルたきび先生登板回では、長らくこの章を書きたかったと語っておられた。マケイン全体の骨格に触れる大切な一章ということだと思う。
・八奈見と袴田は家が隣どうし。広報宣材だけの設定が本編でもちゃんと再確認された
・八奈見の父が英国グルメ事業を始めた書きぶりから、彼の仕事を袴田家はよく思っていないことがうかがえる。袴田の姉や母は問題視していない(だから反社とかではないだろう)が、ご近所ということで交際から結婚まで一直線で逃げ道はないので、草介当人にしてみれば、八奈見の善性と美貌を帳消しにする問題なのかもしれない
・それにしてもまた英国なのだ。姫宮華恋の親となにか繋がりでも出てくるのかもしれない。親同士知り合い二次創作SSあったよね
・挿絵。八奈見父が持ってきたマーマレードを目一杯塗ったトースト。挿絵なんだからよく覚えておいてほしい
・八奈見がナンパに無防備なのは、袴田からリリースされたあと危ないんじゃないかな
■いけない☆華恋先生
さっきのに続いて、「存在しない本編」の世界がちゃんと続いていることを見せてくれる。袴田・姫宮が真面目に勉強するのは、なんらか将来に期待しているからこそだろう。
・袴田が英国留学を目指し始めたかまでは定かに読み取れないが、いくぶんヤンチャであっても時習館なら、不思議とまではいえない
・それにしても英語の勉強をして temptation と seduce しか出てこないんですが何を教材にしとるんですか君たちは
・ツワブキ高校から徒歩圏で9階建てマンション、道路の向いは公園、で特定が可能なのかもしれないが、できたところで聖地巡礼すべきでない場所になるに決まっている、間違っても9階には入れないので探さない。がまんできない人はSUUMOでも見てたらどうですか
・まあとりあえず花田の仲間ではなさそうである
■ネクタイとフライドポテト
・男子3人温水・綾野・桜井で交流があるのは、まあありそうだけど、実際に描かれると世界観が豊かになる。
・ティアラさんが温水にアプローチしているのはわかりやすいだろうので、話題にのぼるのは当然
・おっとここで桜井に彼女いた宣言。8巻でほのめかされた小春でしたね
・温水ですら、桜井・放虎原ひばり従姉弟の普通でない絆を感じているのはちょっと意外。自分のことでなければわかるのか。ともあれ、妹モノに加えていとこモノ要素も確定。マケイン要素盛りすぎ
・小春は下の名前しか示されないのがまた想像を誘う。狭い伊古部で従姉のひばりが割って入る余地なく小春が付き合い始められたのはどうしてだろうか。家が隣くらいではない何かがある気がする。ひょっとすると弘人と同年またはそれ以下の従妹の桜井または放虎原小春といったこともありえて、これはこれでドラマの性質が変わってくる
■移り気な風
・【新聖地】名古屋駅新幹線ホームきしめん屋
・【新聖地】ナナちゃん
・【新聖地】大須商店街、ブラジル料理、東仁王門通、天然たいやき、大須観音
・最近の八奈見は体形の隠れる私服が多い、さらっと言うが、実は小説に描かれた以上に何がしか出かけていることを暗示する、何げにぬくやな描写
・温水両親、卒業後は実家から戻らない覚悟でできるだけ遠くに行けという。妹の心配をしているのは疑いない。俺妹10巻冒頭で受験勉強のためを名目に主人公が家を出された故事を思い出す。
つまり、ぬくしお派には申し訳ないけど、京大と東大であれば迷わず東大と言われるだろう。京都はあまりにも近すぎる。
・小鞠東京進学宣言。玉木にだけ言ったので、まだ3マケ間で進学先の情報戦ができる余地が残る。温水の志望先を聞き出して決めるなんて真似をするのは八奈見か天愛星くらいだろうが
・お団子2本ではしゃぐ八奈見かわいい。デートでもないのに温水と面倒事抜きで出かけられるのを喜んでいる
・玉木先輩は月之木家婿入り確定で進路を固めている
・焼塩の温水連れ出し。コンビニは嘘なんだろうけど、こうでもしないと八奈見や小鞠に置いていかれるというような気持ちはありそう。蒲郡デートで八奈見の話をするなといったのに、またも温水は八奈見のことばかり考えているのを実感しただろう。八奈見に電話口で言った「浮気だよ」は、事実上の彼女と認めている再確認で、昭島の「ぬっくんは八奈ちゃん担当」にも通じる
・温水はどう思ったか分からないが、個人的には騙して連れ出すのは読み返すほどに感じが悪い。温水を惹きつけて恋仲になりたいと言うよりは不安定な自分のためにこうせざるを得なかったように見える
■仲良しシスターズの昼下がり
・標題だがちっとも姉妹ではない。妹ふたりかな
・エシレのバター。フランスの発酵バターの地域商標らしい。佳樹は手にしたことがないというのが、ワルツで普通に売っているわけではないだろうから順当
エシレ / ECHIRE https://share.google/XeE5Y9OzByNcRGs5m
・白玉ちゃん佳樹より一枚上手どころか佳樹タジタジ。ただし連絡先交換してこれから佳樹の意図で動いていくかもしれない
■君にこの一杯とお代わりを捧げよう
・ニーナにぼやいていた、温水君が約束のラーメンデートに誘ってくれない件、ついに回収。焼塩にいいようにされた後なのでぬくやな派もほっと一息つける
・八奈見のはしたない描写、だんだんひどくなっていく気がするが、コメディ要素ともいえるし、まあ二人が近づいている証拠ともいえるかな
・【新聖地】勢川本店(ラーメン、やきぶた、ライス大)、つつじヶ丘店
・八奈見家のいきつけはつつじヶ丘店というのは、八奈見花田校区説を長年唱えてきたのでかなりショック。いちおう、花田の最寄りの勢川西駅店には駐車場がないので、車で外出したがるならばつつじヶ丘もありえなくもないが、それなら吉田方店に行けばいいだろう。たきび先生は八奈見の住所を確定させないようにしてきたが、第一弾がこれとなると、誠実なテキスト読解としては、花田校区説はとりあえず保留とせざるを得ない。が、花田民の付き合いもあるのでなあ
■お友達になりましょう
・新聞部の女子、恋川ツクシという氏名が確定。姿はわからないけどね
・朝雲・佳樹こわいよ。だんだん佳樹がやばくなってきたが、この巻でおもっきし闇の勢力の立ち位置を確立した感じ。でも接近戦では白玉にやられてたけど
・いまのデジカメってSDカードなのかな。コンデジが滅亡したので知らない
■アネモネの眠る街
・ひばりさんの叶わぬ恋がつらいなあ。
・聖地巡礼的には、伊古部地区というのは住家がまとまっているので、桜井・放虎原両家のあいだにキャベツ畑があってぬかるむ道で木立に入れる場所というのがいくらか絞り込まれてくる。なお畑の道は大概舗装されているのでぬかるんだりはしない。住戸であり間違いなくご迷惑なので、特定まではできないし、やりたくもないけれど。さしあたり、雰囲気を求めるなら伊古部神社あたりに行くのがよいのだろうか。
・放虎原母の謝罪は何に対してなのか。おそらくは木立の間にあったらしき小屋からひばりを遠ざけたことなのだろうことは想像に難くない。仮にそれが桜井弘人との仲を引き裂くことであったならば話はつながってくるが、親類のカラオケで弘人・ひばりが銀座の恋の物語をデュエットするくらいはまだ許されているようなので(というか同じ高校に進学して一緒に生徒会を運営するのも悶着するだろう)、そう直裁な話ではないだろう。
■間違いだらけのパジャマパーティー
・温水両親が佳樹のブラコンを本気で心配していることが確定。名古屋回「移り気な風」で和彦はできるだけ遠くに行けと言われていることも遡ってそういう意味と確定。俺妹10巻で主人公京介が妹との関係を疑われて受験期間は下宿するように言われるのと相似だけれど、戻ってくるなというのだから親の深刻度は高い。まあそれが、豊橋・時習館という舞台なので街を出ることが当然という環境とよく噛み合うわけですけどね
・それにしても和彦くんその深刻さを理解していないのはちょっとどうかと思う。面白いけど
・白玉の皿の洗い方、佳樹は気に入らなかったようだが、家事素養がないのでそんなことでお里が知れるものかわからない
・檸檬のベッド突撃。これでぬっくんへの強引アプローチは3回目になるけど、ボディブロー程度にでもぬっくんの心に刺さっているのかは未知数。効いていないと断言することもできないと思う
・佳樹のマケインたちへの評価についてはいろいろ言われているが、まあ話を面白くする小道具程度に思っておけばいいのではないだろうか。以前は佳樹が花嫁候補を面接できるほど温水家の信頼を得ているのかもしれないと思っていたが、仮に佳樹が誰かヒロインを温水家にふさわしくないと言ったところで、両親からはそれはお兄様から離れたくないがための為にする話にしか聞こえないというのはひとつ見え方が大きく変わったところ
・それにしても、佳樹から見て「お兄様のお嫁さん選抜試験は、まだまだ始まったばかりなのだ——一人を除いて」の一人が誰かはちょっと気になる。白玉は論外視、と読みたいが、反八奈見派は八奈見がポテチを布団で食べようとしたので失格というふうに読むのかもしれない。試験の実効性はさておきだよ
・その前に佳樹はマケインたちにお兄様が男女交際についてネット検索しているという情報提供をする。佳樹からみて評価の低い八奈見や白玉も聞いていて、八奈見は理解したらしくて次の行動に移る
・夜のぬくやな対話。なんとなく2巻の新城の一夜を思い出させる。あの夜、温水は朝雲を批難しはじめた八奈見に他の人を悪くいうのを見たくないと言って、八奈見はずっとそれを守って温水の前では良い子でいようとしているように見える。小鞠へのずっと一緒にいるからよりは弱い形だけれど、八奈見との秘密の関係もまたあるのだ。さて新城の一夜では焼塩を悪い子にしようという話をしていた。いまや焼塩は悪い子になって温水への猛アタックをしている。で、八奈見はというと焼塩も馬剃も責めないで、天愛星を好きなら邪魔をしない、という。まずもってこれは良い子縛りの中で巧い言い方
・そして温水攻略にも巧い手なのだろう。身を引くといい始めた八奈見を見て「整理のつかない気持ちを吹っ切るように」馬剃さんは友達、と言うカードまでは切るところまで追い詰められた。温水はモラトリアムを続けたかっただろうに、7月の昼食会破綻の時の喪失感と後悔を思い出さなかったわけがない。八奈見を失うことはできない、までは意識させたのだから大成功だろう。まあ、知らんけど
・初見時にこのシーン、心底びっくりしたんですよ。たきび先生が八奈見の慢心ゆえ幸せの遠さについて書いていたので、八奈見は慢心と勇気のなさでなんの有効打もうてずに二度負けるところまで行くのではないか、と思っていたのに、自分から進んで動いてかなり有効打を叩き出したので。ぬくやな派には大きなプレゼントですね。
・さて締めくくりは八奈見がマーマレードを塗ったトーストを和彦に差し出す。もちろんこれは「過ぎ去りし日々に乾杯を」の不吉なリフレインで、八奈見のお世話は目一杯の愛情表現で、それがからきし通じていない。反ぬくやな派には大きなプレゼントですね。立場で見え方が大きく違うのは当然で、どうなるかは知らん。
・それはそうと、八奈見父が輸入し始めた英国マーマレード、まだ持ってこれるということは、事業が無事続いているということか、八奈見家ではそうめんのように大量のマーマレードを持て余しているのか、どっちかですね。あんまりだからうまく行っていると思ってあげたい
■巻末SS ポケットに秘密を詰め込んで
・焼塩、八奈見に警告したのは、宣戦布告とともに、敵に塩を送るといって差し支えなかろう
・そこで八奈見が覚醒してちゃんとアプローチすれば、たぶん作品が終わってしまうので、当然にまた負けるだけの理由がある八奈見ちゃんがでてきます。慢心と勇気のなさのうち、慢心は焼塩に引き剥がされつつあるので、勇気のなさですね。せっかく名古屋のエスケープを追求して温水を直立不動で固まるところまで持っていったのに、いいところで追求をやめてしまう。そもそもこれって夫婦の浮気追求の型なんだけど、この二人は順番がおかしいのでこれだけだと有効打にならないんですよね。で、やっぱだめか……と思ったぬくやな派読者に最中のプレゼント。八奈見ちゃんのヌカ喜びかもしれないけど、まあ希望くらいはある。ところで最中すぐ食べなかったの、八奈見さんよっぽど嬉しかったのでしばらく持っていたかったんでしょうね。
・「そういうとこだよ温水君」が再登場。通常型ラブコメに遷移したのでもうでてこないかと思ったけど、やっぱりなつかしくてよい。