佐渡・二ツ亀と大野亀

しばらく佐渡島にいっていました。5年前にも一度行ったのですがゆっくり過ごすにはいい島なので。ちょうど、おみなえし先生「魔法使いロゼの佐渡ライフ」第2巻が発売になったので、聖地巡礼にもなりました。

二ツ亀

両津にフェリーでついて、最初の泊地は二ツ亀キャンプ場です。佐渡島の最北端の先にある2つの陸繋島の手前の海岸段丘(標高35mほど)の上がキャンプ場とされています。一見すると佐渡にいくつかある無料キャンプ場程度のものですが、キャンプ場の上の二ツ亀ビューホテル(標高50mほど)が管理していて、日帰り入浴が700円で使えたり、トイレがウォシュレットだったり、ところどころ頑張っています。道標があって、能登半島130kmや粟島83kmだったかな、いずれも標高を計算すると佐渡からは見えないはずです。ほんとうの最果て、絶海の孤島感があります。

9月で涼しいつもりで来たのですが、まだ暑くて、やぶ蚊やアブがいたのはちょいと困りましたが、なにしろ自然だけを眺めて1日過ごすなんてほんとに久しぶり。天気には恵まれて、雷雲が佐渡の東西を通過したのですが、雲が光って見えるだけで済みました。

二ツ亀とムーンライトテント

大野亀

二ツ亀の南西1kmほど離れたところにも似た形の大野亀という海に突き出した小山があります。

二ツ亀への砂州から見た大野亀

こちらも行ってみました。大野亀の前の草原は、6月頃にトビシマカンゾウ(現地ではヨーラメと呼ばれる)の黄色い花がいっぱいになるらしいです。「佐渡ライフ」では2巻末で急にこの花が出てきて、異世界と現世を結ぶ重要な役割を持つらしいので、大野亀も出てくるんじゃないかな(無責任)。人工物がまったくない草原は、そういう異界感があります。

大野亀。手前の草原はトビシマカンゾウらしい

佐渡島内の移動は新潟県道45号佐渡一周線が多くなるのですが、大佐渡北端の海府地区は山が海に迫る険しい海岸続きです。大野亀から佐渡の北西岸は一車線が長く続きます。

大野亀から南西方の海岸を望む。一車線の県道に岩山手彫りトンネルが2つ見える。