いろいろ。
第4巻との対比
豊橋への行き帰りでオーディオブック第4巻を聴きました。第9巻で終わる生徒会の物語の始めが第4巻です。
志喜屋さんにはクリスマスデート申請してて、八奈見同様に外見上温水が誘った形。対して天愛星は月之木同人誌の攻め温水で勝手に妄想を膨らませている。
9巻祇園祭でも八奈見は誘ったけど、天愛星は勝手についてきたんですね。
天愛星さんは積極性が目立つわけだ。告白だけじゃないんだよ。
話し合いさせたい二人を騙して呼び出す手法は、9巻祇園祭花火は4巻クリスマスイルミネーションのリフレイン。ただし4巻では月之木・志喜屋の和解が得られたいっぽう、9巻では桜井・小春の破局に介錯する形になった。
人を会わせる行為は同じでも結果は違うというか、人が会えばなるようになる変化が加速されるだけで、道を変えることなんかできないというほうがわかりやすいかな。
あと、きちんと比較はしていないけど、温水のノンデリというか女心以前に人の心わかんなさ、急に4巻読むとすごいですね。クリスマス会に八奈見を陥れるところなんか涙なくして読めない。もちろんギャグパートなんだけどこれ一生恨まれるでしょ。
そういえばマケイン4巻聴いていて愕然としたんだけれど、温水は何か漫画を評して「このタイミングで告白イベってことは、完全に負けフラグですからね」と語るのですね。八奈見に屋上で語った2〜3年計画の他に、早すぎる告白は不適当という理念がある。天愛星さんを物語に引き入れたこの巻でですよ。
残る爆弾:佳樹
複数ヒロインがいるラブコメである以上ヒロインレースくらいで驚くものではない。各ヒロイン推しそれぞれが希望を語りたいので、相互間でギスるんだって何度も通ってきた道。なるべくお手柔らかに願いたいが人気作だからしょうがないかもなあとか思っている。でも佳樹だけは重みがちがう。
おおとり公平さんがぬくかじゅ関係にどう決着をつけるのかが一番しびれると言っていた。そうだよね。
普段あんまり考えないようにしてるんだけど、この点については世に妹モノラノベが多数あることを挙げているので、雨森先生は予告ホームランのポーズで踏み出したと思ってるんですよね。どうなるかは知らんけど。豊橋公園で八奈見さんと殴り合いとかはやめてほしいです。
(一応注:妹モノの金字塔、俺の妹がこんなに可愛いわけがない第12巻で主人公妹高坂桐乃が幼馴染田村麻奈実と千葉公園で殴り合いの喧嘩をする故事をひいたものです)
なんで八奈見さんかというと、5巻豊川稲荷までで温水のシスコンぶりに一番付き合ってあげたのは八奈見さんだからですね。シスコンって言い方だと勝ち目がなくなるので「相手の一番」という一般論を発明して受け止めさせようとする所なんかは凄いと思うんですよ
八奈見と天愛星のバチバチ
さて8.5巻から焼塩・八奈見が衝突するのかと思ったら、蓋を開けたら祇園祭では八奈見と勝手についてきた天愛星がバチバチしていました。のんほいパーク・JR東海コラボボイスドラマあたりでは既に見られた対決でしたが、ついに本編登場です。
でもね、思い出してみると、焼塩に祇園祭に誘っちゃうよと脅かされた八奈見さん、小春の付き添いとはいえ温水くんからのお誘いをゲットしたわけですよ。第4巻クリスマスデートでは作戦にいれてもらえず、終業式で八奈見振られた噂を立てられた原因の志喜屋さんと抜け駆けデートされてしまった経緯からすれば、二人きりのデートでなくてもかなりの進歩です。温水は生贄として召喚だとか言っているけど、八奈見さんは嬉しかったはずだし、八奈見から何か誘導したかもしれません。で、そこに天愛星が鉢合わせ。
僕はぬくやな派の自覚があるのであんまり言いたくないのですが、天愛星さん着物警察(八奈見の帯の締め方を嘲笑う)はいけません。4巻では温水に失礼だと言われていましたが誰にでもあたりがきつい、という性格論と、あとはお育ちの話を思い出してしまいます。
八奈見さんが食べ方が汚いとかお育ちがイマイチっぽいのは夙に知られるところ。温水君は呆れながらも許してはいるようですが。いっぽうの天愛星さんの出身の花園商店街はもともと衣料品で知られたところです。和装着付けなんざ当然の教養でありましょう。だけどさそれを鼻にかけちゃいかんでしょう。
今となっては着物警察がうるさいので和装は避けられるようになっているわけで、馬剃さんね、と言いたくなるわけですがまあ気にしないでください。