さいきん突如として俺妹沼、黒猫ifにどはまりしていて、ぷらしのすさん（浅葱さん）どうしちゃったのと思われているかもしれませんが、まあ黒猫ifがハルヒっぽい以上に下地があるんですよという話。
そもそも最初に見た深夜アニメが俺妹1期
えーと僕が京アニのハルヒをリアルタイムでみていないのはわりとしょっちゅう話しているので耳たこですよね。１期の頃は日本にいなかったし、まあ居たとしてもアニメ見る習慣はないどころかサブカル文化から遠い所にいたから。
ただ、文化の中心に深夜アニメが出てきたことはなんとなく知っていて、コンビニで劇場版涼宮ハルヒの消失の前売り券ポスターをちらっとみて、何も知らないのになぜか「これを見なかったことを後悔するような気がする」と思ったのは覚えているのです。
でもって最初に見た深夜アニメが、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」1期です。当時のことだからMXがみられなくて千葉テレビでみましたよ。なんでかというと、当時松戸に住んでいたんですわ。松戸が出てくるという不正確な情報に踊らされて、何話からみたのかな。ともかくGOODEND12話まではみましたよ。原作3巻の松戸駅のシーンは出ずじまいでしたねー。まあでもあんまりがっつりはまる楽しみ方を知らなかったので、このときはこれで通り抜けてしまいました。
www.pixiv.net俺妹3巻、松戸駅前のアニメで飛ばされちゃったシーン。
全然ゆるい本読みの時代
それからしばらくしてラノベをぬるーく読み始めました。もともとe-inkデバイスを試してみようとかepub形式で遊んでみようとかいう技術的な興味が先にあってkobo touchを買ったのだけれど、とりあえず青空文庫以外になんか買ってみるかと最初に手を出したのはハルヒだったと思うのね。当時Kindleの広告にハルヒ一巻書影がずーっと使われていたから。消失までは読んだよ。だけど全巻よもうと思った最初のシリーズは這いよれニャル子さん。購入記録をひっくりかえしてみると、ほどなく俺妹原作も6巻まで買った形跡がある。まあどうやらアニメ1期分まで読んで納得したらしい。
だいたいそもそも当時まだツイッター廃人でもなかったので次に読む本をどうやって見つけていたのかというと、たぶん多数のブログ類をはてなアンテナとか Google Reader とかでフォローしていたのがニュース源だったはず。
もうちょっと正直言うと、俺妹完結時の阿鼻叫喚はそういうニュースソースから漏れ聞こえてきたのはよく覚えています。
まあでもちょっとラノベ読むくらいでアニメ見ない漫画も手を出さないなんてのはおたくのうちにも入らないよね。
長門有希ちゃんに引かれて善光寺参り
で、時は流れて2015年春。長門有希ちゃんの消失というスピンオフ漫画があって、まさかのアニメ化されるという話を聞いて、突然なんかおかしなスイッチがカチリと入ったんですわ。
これは全力投球しなければならない。そう声が聞こえました。
急いで原作既刊分を買い集め、放送日からは毎週ツイッターでMX+BS11実況+録画見返し、当時まだ多かったハルヒ1期リアタイ勢と分岐はどこかなどといった長門神学を熱く語り、キャラソンが出れば買い、ネットラジオを聴いて茅原実里さんにメールが読まれたと感激し、放送が終わればすぐに長野善光寺に聖地巡礼、夏コミ初参戦、ワンドロ運営にかかわり、SOS団東大支部に寄稿するようになり、と爆走して今にいたります。はまってから気づいたんだけど西宮はかつて（どっちかって言うと火垂るの墓の時代に）父が住んでいたという縁もあったんですよね。
以来ハルヒ界隈一筋... と言いたいところですが、2018年からはゆるキャン△にもはまっています。こちらも、身延五条ヶ丘の本栖高校イベントにときどき行くくらいのまあわりかしコアなファンのうちに入れてもらえるんじゃないかな。
話戻して、なぜハルヒは普通にスルーしたのに長門有希ちゃんの消失でどはまりなのかというと、まあいろいろ角の立たない言い方をするときもありますが、悲劇のサブヒロインのしあわせifストーリーが好きだから、というのが一番素朴な答でしょう。そういうものが好きなんですよ。なぜかはわからないけれど。
巴マミの平凡な日常なんかもいいですね。
で、黒猫ifがやってきた！
そして2020年。ふと流れてきたツイートで俺妹黒猫ifの刊行を知り、これは元松戸市民の義務、ちゃんと読まなければいけないと決意するわけです。
慌ててアニメ2期まで履修、「俺の後輩」と原作も12巻とあやせifまで読んで、千葉聖地巡礼もして、驚きと感動の9月10日を迎えました。行って気づいたというと嘘っぽいですが実家は津田沼の次の駅なので、幕張あやせ公園巡礼は近所でなにやってんだかという話です。
みてびっくり、俺の後輩の物語がこんなにハルヒオマージュなわけがない、なのですが、それはまた別にしましょうか。
