たまさん「One week Flower」

ハルヒオンリーの感想、ブログに書いてみましょうかね。

さて本題。僕はハルヒジャンルは幅広くと思ってもBLはあまり手をださないので、物を知らないわけです。たとえば花吐き病がよく用いられる設定と言われても初めて見るので、物語に時間締め切りを設定する面白い仕組みだなと思う以上にそれをどううまく使えているかなんかは語れない。

まあしかし素人目にも明らかに、涼宮ハルヒが生きている、物語の中に人間としてちゃんと生きてるなと思いました。

ハルヒジャンルというのは良くも悪くもキョンハル(前後問わず)が王道カップリングなのはいくら僕でも認めないわけにいきません。マイナーCPをやるには、ハルヒさんに退場か一時停止してもらわなければいけません。

わかりやすい例でキョン長の場合は消失設定を使ってハルヒさんにはおとなしくしてもらうとか、あるいはショートストーリーでハルヒさん不在のうちにコトをすすめるとか、まあいろいろ創意工夫があるわけですが、説明もなく長編イチャイチャされても読者は疑問に思うでしょう。…いや、単に俺得なだけで全然ありだろう。それでもいいんじゃないか。

議論は壊れましたがまあいいや、で、古キョンはどうするんだろうねというと、僕が眼にしたものは、そもそもハルヒが出てこない短編くらいしかみたことがなかった。で、表題作は違って、真っ向勝負です。活気あるハルヒを登場させてフルパワーでアプローチさせて、見事に退場させて読後感も悪くない。これはうまいと思います。

あとね、文字にして文字にあらざる表現(これ以上記述していいのかわからない)がおもしろい。これもどこか頻用される界隈があるのかもしれないけど。