2024年3月 #マケインJR東海コラボ

 

でもって、この帰路、キャストやPVが発表されて大騒ぎになったんですわ....

豊橋市地下資源館・とよはしプラネタリウム

JR東海マケインコラボのついでに、一度行ってみたいと思っていたプラネタリウムに。

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スケジュールはウェブサイト( https://www.toyohaku.gr.jp/chika/plane.html )にあるので見ておいた方が良い。休日は上映数が多いが、平日は15時だけだったりする。

スタンプラリーなので、のんほいパークから徒歩で行ってみた。普段は車なので持てていない土地勘が養われる。そもそものんほいパークは二川駅から南に500mにすぎない。でもって二川駅の北側すぐの道が旧東海道東海道五十三次のひとつ二川宿は駅の東側ちょっと行ったところなんだけれど、地下資源館・プラネタリウムは西側だから二川宿はまたの機会に。

旧東海道二川駅付近の梅田川沿いの20m程度の低地から、なぜか急に右にカーブして坂を登り始める。左側の山、大げさに言えば南アルプス赤石山脈の尽きるところと、岩屋観音の山の間の40m程度の小さな峠を越えていく。ちょうど中学校が終わる時間でセーラー服の女子中学生が自転車で坂を登っていたがきつそうである。べつに坂を登らなくても市街地にいけるのだが、岩屋観音に「左 豊はし」という道標があるのでもわかる。まあもっとも、隣宿の潮見坂だって登らなくて良い坂である。津波でも恐れたのだろうか。

さて地下資源館・プラネタリウムの入口の展示は大筋相変わらず。内容的にはよくできているんだけれど、昭和の昔に企業寄付でできたっぽいものがそのまんま時を重ねている。なんだかグルーミーな雰囲気は「負けヒロインが多すぎる!」にも出てきますよね。アニメにもなるかな。ぽつりぽつりと新しいポスターがパッチ的に貼られているのも多分頑張ってるんだろうな。

一緒に回って初めて気づいたんだけれど、地下資源館では鉱石サンプルがあって、のんほいパークの自然史博物館には常設の地質展示がほとんどないっていう棲み分けがある。

実はこの地下資源館・プラネタリウム、50周年らしいんだけれど、建物老朽化で今後が検討されている。案の一つにのんほいパーク内に移設というのがあって、地質を自然史とひとまとめに見てもらいたいとするとそりゃそうだよなとなる。プラネの場所があるかどうかは知らん。

プラネタリウムのプログラムは三本立て。(1)冬の星空解説、(2)プラネタリウムというものが世界で100周年という動画 https://planetarium100.org/ (3)ヒーリングアースというタイトルの地球の諸所の自然を写した動画。

冬の星空解説は、オリオン座、おおいぬ座こいぬ座、ふたご座、おうし座。まあオーソドックスですわな。

プラネタリウムの入口には、科学の諸原理を学ぶ展示がいろいろあって、マケインにも出てくるのだけれど、開館から平成のはじめ頃まで使われていた古い投影機が展示されている。もう使わないのに捨てないでいまの投影機と比較してみろというのがこの館らしい。

古い投影機は、2つの半球の星空を投影する2つの球状の投影機が地軸方向に回転し、日月惑星を投影する投影機が黄道麺を回転するようになっていて、要は天体の運動を投影機の機械的な運動で表現していた。星以外のもの、たとえば漫画的なキャラクターを出そうと思ったら、別の投影機を重ねる、というのが昭和のプラネタリウムだった。形状の類似で自然界を再現しようとするのは実に博物学的で、プラネタリウムが1923年にドイツ博物館で初めて作られたことを思い出す。博物館だから博物学だというだけでなく、1920年代というのは物理学が理学の頂点を博物学から奪い取る寸前の博物学最後の輝きの時代であって(牧野富太郎に理学博士号が与えられたのもこの頃だよね)、そういう時代に作られたシステムが100年経ってさすがに変容を余儀なくされているわけですわ。

新しい投影機は、ぶっちゃけそこいらのPCプロジェクタみたいなもんが四方八方に向けられていて、全天球を分担して投影するんだけれど、画像は電子的にいかようにも作ることができる。要するに星以外のものも映し出せる。

より一般的にはドームシアターとか360度映像というみたいね。

https://www.orihalcon.co.jp/technologies/documents/how_to_make_immersive_movies.html

人類一般の文明文化としては、もちろん新しい技術でアニメだろうがドラマだろうが自由に表現したらいいのだけれど、ここは豊橋市の視聴覚教育センターなので、なんでもいいわけではない。休日に公演回数が増えて「名探偵コナン」などの演目が増えるのだけれど、いちおう「アニメを通して星や宇宙について学びます」ということになっている。ここまで考えてはっとしたのだけれど、平日は15時の回しかないのは、中学生が通常授業を終えて来られる時間として選ばれているわけだ。さっき東海道で見たでしょうセーラー服。

というわけで幾分考えさせられたところで「ヒーリングアース」を見たのだけれど、これはなかなかよかった。普通には見ることのできない南天の星座、ハワイのすばる望遠鏡だったり、いろんなものを見せてくれたわけだけれど、ウユニ塩湖の眺めやオーロラが特に360度映像ならではの没入感があった。星だけじゃないプラネタリウム、なるほど意味はあるなと思い直したので、なかなかうまくできていた。

あーいかん、マケインと地下資源館の志喜屋さんの話をまだぜんぜん書いていない。

只見の雪まつり

2月の中頃に只見の雪まつりに行った。

道の駅に只見川第一橋梁を見下ろす展望台があって、結構な坂だが登った。

只見町は柏市姉妹都市みたいなものらしく、行ってみて知った。

雪まつりはなんといったらいいだろうか、緩い進行がものすごく個性的だった。前年に大内宿に行っていたが凛とした伝統の重みを感じたのと対極。観光案内していたり、柏市からツアーバスが出たりするわりに、町内会のお祭りみたいなんだけれど、不思議とこれはこれで好感した。ここに住んでいる人の祭りという実感が持てるのもそうだし、人の流動が結構ありそうというのも開放的な印象。花火も個人クレジットと県庁と電源開発が尺玉を上げて貫禄を見せる。松戸や柏の花火だと尺玉は大きくない部類だけれど、至近距離なので尺玉が迫力満点なのがよい。

八十里越道路が来年開通らしい。これで冬季も只見は袋小路ではなくなる。誠に喜ばしい... はずではあるが、只見線会津川口〜只見間は福島県第三種鉄道事業者で、その赤字補てんには冬季の交通確保が名目としてあげられていたらしい、というのを思い出すと、これはどうなるんだという気はする。

東北電力水力発電の資料館があった。いまや電力というと色々難癖をつけられて広報もできないというイメージがあるが、東京電力ではなく東北電力だし、火力でも原子力でもなく水力発電なので、ほとんど屈託がない。電力の開発が日本と只見川流域の発展になると白洲次郎が真っ直ぐに訴えるのが、いまでも変わらず有効で、そしておそらく50年後100年後もそうだろうから、これは本当に幸せな関係だよなあと思う。

 

長門有希ちゃんの消失、アニメ聖地88箇所から陥落

アニメツーリズム協会の聖地88箇所、2024年版が発表されました。

https://animetourism88.com/ja/news/882024

でも、長門有希ちゃんの消失はついに陥落です。

ま、いままで続いていたのが不思議なくらい微妙な力学というのが客観的なところでしょう。

白状すると、昨年は締切を間違えていて投票できませんでした。多分ずっとこれは引っかかるんだと思いますわ。

長門有希ちゃんの消失は、自分をアニメの世界に引きずり込んでくれた特別な作品なので、展開が終わって一見何もしなくなっても、心の何処かにはずっといます。それより何よりまだラバストぶら下げてますからね。

 

アニメまじめに見始める前はボカロ厨だったのですよ。ツイートはごそっと消してしまったけど。ちょうど月曜日にNHKが丸一日ボカロ特集やっていて、あのころのことを思い出して、これからどうするんだか、軸足が定まらんなあと思っていました。

 

まあ、いろいろやってみるうちに居所が定まるのでしょうが

 

 

 

 

 

ふもとっぱら等富士川筋の強風について

みそか(ニアミス)、1月13日(自分も野田山でやられた)と富士川筋で突風にやられたので気になっている。

まずはこの2日が特別だったのかどうか。

Yahoo! リアルタイムサーチで「ふもとっぱら 倒壊」で検索すると、ここ30日のツイートがみられて、どうやら大晦日と1月13日だけだったらしいことがわかる。

search.yahoo.co.jp

次はそれぞれの気象状況。

みそかは時間がよくわからないが仮に21時とすると、低気圧通過後に北風が強まるパターン。

令和5年12月31日21時の天気図

そして1月13日は野田山で食らったのが17時からなので18時の天気図。寒冷前線自体は遠いが、やはり南関東あたりで急に等圧線が混んできている。

令和6年1月13日18時の天気図

なんか「⊂」型の等圧線がこんでいるのが怪しい気がする。もうすこし例を集めて言うべきかもしれないが。

仮にそうだとして、それが予想できているなら警戒の仕様もある。さてどうだろうか。

2024-01-13 野田山健康緑地公園富士川キャンプ場の暴風


今年もゆるキャン△の聖地、野田山健康緑地公園富士川キャンプ場にいってきました。

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野田山はチェックインが12時ですが、東名の渋滞を避けるために朝早く出てちょっと早すぎに着くというのがいつものパターン。今回は富士市新富士駅前のアウトドアショップSWENに寄ってから、道の駅富士で昼食にしました。

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知らなかったんですけど道の駅富士の防音壁にはゆるキャン△静岡県コラボ1回目の日本平絵があります。桜えびかき揚げそばとIDEBOKのクレープがうまい。
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道の駅富士は国道1号線新富士川橋の東詰です。野田山の正面玄関である富士川駅・東名富士川SAよりはかなり南にありますが、実は野田山の林道が例によって今回も土砂災害復旧待ちで、迂回のために蒲原から登っていったほうが近いのですね。国道1号新富士川橋を渡ってすぐ降りれば蒲原新栄のセブンイレブンに寄って夕食買い出しをしてから旧東海道にあがれます。もし車高2.2メートル以上であれば新蒲原駅のアンダーパスは通れませんからここを通らなければなりません。

さてチェックイン。いつもの雄大な景色です。展望サイト2つのうち上側は先客がいたのでテーブルのある下側にします。風はちょっとは想定していたのでスノピの Living Shell. 

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今回大きく変わっていたのは、管理棟西側が大きく造成されて、近くサイトが増えるんだそうです。清水の三保半島まで見えるビューポイントが作られていました。
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あと、炊飯棟ワキに伊藤園の自販機が出現していました。アサヒの自販機はすでにありましたが、あったかいものが増えるのはありがたい。土岐綾乃ちゃんおしるこ好きそう。
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さてこれで夕食... とおもいきや、15時頃に雪が降ってきました。いちどおさまったのですが18時ごろにまた降り出して、風がどんどん強くなる。張り綱を増強したり、すぐにおさまるならと幕体を押さえたりしたのですが、1時間くらいしたところで諦めて、撤収することにしました。Living Shell は強風中の撤収時も骨を抜いていって風が吹き込んで帆のよういなったりヤバい崩れ方をしないので、いいテントだと思います。雨で濡れるのは乾かせばよいが骨が折れたり幕体が破れると致命的です。

この日は風が強くて、ふもとっぱらでもテントの倒壊が多数あったようです。でも野田山展望サイト下段についても、展望サイトの周囲や北西側も樹木がかなり大々的に伐採されて、よくいえば見晴らしがよくなりましたが、反面として北西風には弱くなりました。ゆるキャン△の時代とはどんどん変わりますね(そもそも展望サイトはなかった)。テントを撤収したあとはもう晴れ上がっていて星空もみえました。
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キャンピングカーなのでテントがなくても寝ていられます。いちおう、展望サイトは駐車禁止なのですが、風が強い場合の避難用に車をあげていいという話でした。
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幸い、テーブル付きサイトなので、テントがなくても朝食を食べて帰れます。
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この日は東名がえらくすいていて13時には三郷についたんだったかな。新しくできた三郷流山橋有料道路に試しに行ってみました。橋自体はすいているのですが、首都高三郷西出口からJR武蔵野線をどうやって越えるかがボトルネックになりますね。

2024-01-20涼宮ハルヒの弦奏Revival夜の部行ってきた

川口リリアホールで開催された、涼宮ハルヒの弦奏Revival夜の部に行ってきました。

ハルヒではものすごく久しぶりのリアルイベントです。というか、そもそも涼宮ハルヒシリーズとして主催されるイベントは実は初めてです。だって2015年組だもん。

数日前から雪に注意が呼びかけられていたので、かなり早めに行ったのですが、事前物販には間に合わないし、昼公演の行列を見送るだけで昼組にも会えないしで、ちょいと中途半端な感じになりました。たまさんとロビーで待っていたので、待機列のトップが取れたのはちょいと自慢ですが、福男じゃないから。

事前情報ではよくわからなかったのですが、CDがかなり充実していて、にょろーんちゅるやさんの3枚があるのが驚きでした。残念ながら福男ダッシュもむなしく、昼組以前に売り切れていたんですけどね。

待機列の順位を上げようとしたのは、昼公演の入場がかなり難渋したのを見ていたからです。ぴあのオンラインサービス Moala とかいうのでウェブ上でチケットを表示させて入場するのですが、数千人が詰めかけるわけですから携帯電話環境としてはかなり無理があり、NTT Docomo 利用者を中心に、その場でチケット表示ができないトラブルが多発したようです。あたしゃびびってその場で povo に課金しましたよ。手数料みたいなもんだしケチってつまみだされたら目も当てられない。夜公演ではロビーでもぎり処理を自分でするように指示がでて、いくぶん改善したようではあります。あと firefox で点線が出ないもんだいがありました。

物販ではちょこっと缶バッチを。ささやかではありますが、「涼宮ハルヒの憂鬱」で缶バッチは実は初めてになります。

https://twitter.com/p50726173696/status/1749051667683959261

 

さて、公演。連投ツイートをこちらにも再録しておきます。

いや実に凄いものを見ました。来れてよかった。一見セトリは同じと見せて平野さんもいうように新しいコンサート。ありがとうございます。 

まずはオーケストレーションが作り直されていて、かなり重厚。もとの曲とは離れた雰囲気に仕立てたものもあるが、オーケストラという道具を持たせたらきっと、ハルヒならそうした、と思うので、これはアリ

次に何と言っても映像が凄い。 #涼宮ハルヒの弦奏 セトリの楽曲が決まっているところから、京アニハルヒという豊かだけど有限の素材から、あの手この手を駆使して映像作品を再構成するって難題を見事にこなしている

単独の映像作品としてみたら近頃ゆるキャン△とかフリーレンとかでもてはやされるフィルムスコアリングなんだよね。

平野さんライブで聴いたのは初めてだと思うので、昔の円盤と比べてだけど、声が朗朗とよく通って、ミュージカルで鍛えたんだろうなと思わせます。話は巧いが最後の締めは熱かった

茅原さんは、まあ、とにかくまた歌ってくれるのがありがたい。長門抜きじゃさすがにさみしいからね。言われるように情感こもった雪無音窓辺にてでしたね

(そして最後の「信じて」を「大好き」に変えるアドリブ。あまりのことに度肝をぬかれて書き落としています。これは夜公演だけだったようです。夜公演のほうが会場も温まってたみたいだし、夜が当たってラッキーでした)

白石さんも良い司会でしたね。司会の役割忘れそうなくらい懐古感傷しちゃう気持ちも共感できるし。らき☆すたイベントの宣伝にも偶然適役。幕引きで「忘れ物しないように」で笑わせてくれました

話戻して動画。ホントに大胆な再利用にしびれました。
ビーチバカンス(孤島症候群ですよね)にエンドレスエイトのプールシーンを混ぜる、別の話だけどイメージは膨らみます。冒険でしょでしょの前奏が延びた分、星空の前に消失の甲陽園夜景を足すのはハルヒの住む街ですからね

2009年春のセトリに消失(2010年公開)の映像を使うこと自体が衝撃なんですが、さっきの例とか妹ちゃんシリーズのように軽快な曲で陰鬱焦燥な雰囲気が剥ぎ取られて再利用されていたり、雪無音窓辺にてなんかは王道解釈でフル活用したり、とにかく大胆なリビルドです

いやだって家出る前に2009年4月の人は何を知っていて何を知らないべきかアニメ1期見て予習したんですものびっくりしますよそれは

リビルドがいかんというんじゃなくて逆です。あたしゃもっと盛大なリビルド「長門有希ちゃんの消失」   に惹かれてハルヒクラスタに来たのでリビルドが作れることは偉業

特に凄いと思った再構成はLost my music かな。失恋の歌なんだけれども 京アニで失恋してるのは 長門 だけで平野さんが歌うからもちろん そのシーンを使うわけにはいかない。中学生 ハルヒからキョンくんを追い求めて北高も遠く離れた光陽園ハルヒまでの話にするのは巧い

Lost my music と God knows はアニメにだって歌唱シーンがあるので、安直にはそれを流すことだってできるわけですよ。うっかりしたらそれで喜ぶ勢だっているかもしれない。だけどあえてそれをしなかった。それはハルヒにあってほしい大胆さですよね

ライブアライブ2曲の動画でハルヒキョンくん大好き解釈がすごいことになったわけですが、長門からも強烈カウンターが飛び出したわけですね。熱いですね。これはほんとうに目の当たりにできてよかったですよ

動画、退屈(野球回)のシーンが割とよく使われていたのが楽しかったです。おそらくは「顔が近い」や妹ちゃんなどキャラのためでしょうけど、かれこれ3年近くもハチナイでホーミングモード毎日みてるので 

ツイッター、オーケストラも、キャストさんも、スタッフも、色々書いてくれていたのですが、アニメ映像の方はほんと凄いのでメモ)